FAILBOX -star and stone-


いつかの誰かの詩。 そんなことより、君に光がありますように。

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夏の夜の森

空からクモが伝う
足元にイタチが踊る
フクロウが右見て左見て
舌を出した蛇の道はヘビ
何を隠そう闇を歌う諜報員
湖の畔を飛び出してきたカエルと併走
柔らかな月明かりを頼りに
方向音痴のザリガニが森へ向かう夜
ノースリーブの肩に生えた羽は
時を架けて約束に染められる
腕に留まったカナブンを夜空に投げた

街へ出て来た君はアライグマ
先を急ぐなら喜んで道を譲るよ

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雨上がりの道

雨上がりの道
かえるが万歳してる
恵みの雨だった
嬉しくて仕方ない
水に生かされてる
捉えどころのない心
別に何も縛られていない
足掻くから溺れるんだ
身を任せて流れよう
頭を空っぽにして浮かべよう
光が見える 声が聞こえてくる
晴れて自由自在 好きな方へ行ける

飛び跳ねるかえるの唄
まだまだ踊れる世界の片隅から

終電

ドアにもたれる
吊り革にすがる
足を組み替える
すれた感じの女が
男にしなだれ掛かる
洒落たマンション
元カノの部屋は三階
車窓から橋の向こうまで
行き過ぎた人生に飽きた

帰って寝るだけ
最終電車に揺られる

手すりに従う
吊り革にすがる
足を組み替える
プラダを持った女
ラブホテルと人情が
売りの街に停車後
元カレに似た男と出会う
週刊誌の広告に目を通して
行き過ぎた人類は飽きた

死ぬまでSEX特集
最終電車に揺られて

ドアにもたれる
吊り革にすがる
足を組み替える
各駅停車プラダ線
窓ガラスに疲れた顔
見舞えば人間臭くて
日付が変わった車内
線路上を夜の向こうまで
行き過ぎた人生に飽きた

帰って寝るだけ
最終電車に揺られる

散歩

主人に連れられ
一生懸命歩いてる
後ろ足が一本ない犬
かと思えば馬鹿にしか見えない
猫の首輪にリード繋いで歩いてる女
あの優雅な猫 十万ぐらいするんだろうな

アパートから道へ
勢いよく飛び出してきた
左足が義足の青年
歩いているようには見えない
一心不乱に歩く姿 走ろうとしてる
百万懸けてもいい あの背中はいつの日か必ず走る

さっきからずっと
スマホ見ながら歩いてくる
顔を上げる気なさそうだ
改めて喜んで道 今日は遠回りして帰ろう

脂の乗ったブリ

脂の乗ったブリ
今夜は脂の乗ったブリ
酒場で煮ても焼いても食えない男引っ掛ける
女盛りもいい加減にしとけば

道は王道 脂の乗ったブリ
ビール頼んでサバ読んでる場合じゃない

脂の乗ったブリ
明日には脂の乗ったブリ
男に逃がした魚から水を得たま魚まで
言われた日には女冥利に尽きた

裸の王様 脂の乗ったブリ
箸でつついたら腐ってもタイじゃない

横丁で噂のあのどら猫
お魚くわえた 引きずった
振り回してごめんなさいなんて
どの口が言うよ 言うなよ

脂の乗ったブリ
旬は秋 脂の乗ったブリ
大衆居酒屋の女王
お前は脂の乗ったブリ ブリ ブリ

Re Blues

ブルース
見捨てられた夜
寂れた街の通りで
お前を見つけたんだ
古傷が疼く胸に心が躍るよ
取り合えずは忘れて魂を売り飛ばせ
涙に暮れた日から悲しみに用はないだろ

喜び勇んで宣う
酔れた道 ブルース
何を歌おうとお前の勝手さ

ブルース
勝手知ったるってやつ
扉を開け放って
お前を忘れたんだ
古傷が疼く夜に記憶をなぞるよ
ギターを売ったカネでクスリを買えばいいさ
怒りに飢えた目には悪魔が微笑むだろ

喜び勇んで宣う
酔れた月 ブルース
何を歌おうとお前の勝手さ 勝手さ

それが何だって喜びに生きる
人が何だろうと俺は俺でありたいだけ
夢を見た日にはここへ戻って来るよ

喜び勇んで宣う
血が騒ぐ以上 ブルース
お前を思って戻って来るよ
そうさ ブルース
お前を愛して始まる人生を さあ

歌えよ

 
        花は咲き


        月は踊る


        僕は酔い


        愛に死ぬ


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あっ

あっ
目 そらした
恋かも
んな訳ない
ない事もない

あっ
また目 合った

夏の匂い

水 澄ます
川に目を閉じ
聞こえた草の音
風と共に発つ
夏の匂い

ちょっと待てって

君が来るの
待ってんだよ
分かってるから
君を待ってんだよ
迷った時はまっすぐも
追いかけて行ったら逃げるだろうから
もじもじしてる君を待ってるんだよ

ちょっと待てって
ずっと信じて待ってんだよ
谷間に寝そべっている天使を起こして
カモン カモン カモン ベイビー ナウ

君が来るの
待ってんだよ
分かってるから
君を待ってんだよ
出会った時は今すぐも
思い出を行ったり来たりしてるから
じたばたしてる君を待ってるんだよ

ちょっと待てって
ずっと信じて待ってんだよ
ウェディングドレスの裾を天使に持たせて
カモン カモン カモン ベイビー ナウ

隠れてないで出て来なよ
地団駄踏んでないで向かって来てよ
待ってるから 未来が僕らを待ってたから

ちょっと待てって
太陽 腕を広げて待ってるよ
心から笑い合える日を 笑顔を信じて
カモン カモン カモン ベイビー ラヴ

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oba

Author:oba
 
いつかの誰かの詩

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