FAILBOX -star and stone-


いつかの誰かの詩。 そんなことより、君に光がありますように。

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影絵のように

歩いて
静かに
錆びついた
都会の真ん中で道を折れて
ビルとビルに挟まって 垣間見る空
望んで手を伸ばせば
どこへでも行けるような気がしてた
叶わなかった いつの日か夢を見てた

路地から通りへ
人波が影絵のように踊る
今も想いは尽きない

歩いて
指咥えて
知らされた
道を思い出しても
ピントの合わなかったファインダー
空から足元を見詰めて
ここまで何を失って来たのか認めて
時を描いた いつの日も胸にあった

路地から通りへ
人波が影絵のように揺れる
今 自分と向き合う

遠くサイレンが響いても
夢はサイレント・ドリーム
通り過ぎて行く人達と同じように
新たな時代を胸に抱えて

路地から通りへ
人生が影絵のように踊る
今を生きた 道を踏み出そう
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さよなら 夢見た街で逢おう

喧騒
口々から
溢れる人波
信号 止まない群集
生き急いで転がり落ちる
アスファルトの空から
一歩踏み外したら
残された時 持て余して
声が枯れるまで歌う
さよなら 夢見た街で逢おう

横顔 醒めた眼 強いまなざし
笑うよ 忘れないで 愛してるなんて

群青
モノローグ
流れる人波
足音 止まない現実
信じ切って 人を縫って
過ぎたバスストップ
想い出が躍ったら
残された時 走り出して
巡り逢うまで歌う
さよなら 夢見た街で逢おう

横顔 醒めた眼 強いまなざし
笑うよ 忘れないで 愛してるなんて

三百六十度 人込みの中 立ち止まる
確かに誰かと擦れ違った気がする
後ろ姿 足元から開け放たれる空

縦を切ったビルを鳥が横切った
縦を切ったビルを鳥が横切った

In The City Of Angel

救いはなかった
時刻は痛みを告げている
生きる理由はなかったが
ここは死に場所じゃないから
警察官が目の前に立ち
慰めに法を守っても
生まれ変われると信じた
後ろには何もなかった ドアを開いた

天使の街で答えを探し
雨の匂いに言葉を失う
目元なぞって砕ける夜空
顔に打ちつける雨が孤独を隠した

迷いはなかった
努めて別れを映し出す
夜遊びを終えた少女が
ずっと血祭り 吐き捨てた
誰かのために生きても
サイレンが同情に消されても
一人も救えない 守れない
二十四時 夢は終わった 始まりだった

天使の街で答えを探し
雨の音色に最後を想う時
声を通して散らばる夜空
降り注ぐ雨の中で吐き気を隠しても

それはとてもらしくて
静かに流れて伝うだろう

天使の街で光を辿り
過去を翼に引き金を引いた
道を断つ眼に死が射す瞬間
空を見上げた横顔に未来を失おう

In the city of angel
正しいのは雨 慟哭に落ちて舞う道
In the city of angel
優しいのは雨 傘も羽も要らない街


Dedicate to the first angel

アイシャドウの街

厚化粧な街並み
慣れた手つきで
女がマルボロに火をつけて真実を煙に巻く
紀伊国屋の前では誰もが誰かを演じてる

半身をもがれたような姿で
血管を縫うように人込みを縫って
神様と擦れ違っても言い訳しない

いつか俺達は死ぬから
今だけを生きたくて 守れない約束でも
アイシャドウの眼で 結んだ髪をほどいて
目の前の男のために笑ってほしい

街を背に続く詩
ビルが建って
ブーツが正論に地を蹴って現実を打ち鳴らす
落ちゆく日を歌って体が心を探してる

鳥の群れが縦列を横切って
血管を裂くように人生を裂いても
黒服と目が合っても命乞いしない

いつか俺達は死ぬから
正しく生きれくて 避けて通れない道なら
口元で笑んで 分かったような顔して
目の前の男のために笑ってほしい

気がつけば星も見えない
二人はアイシャドウの街で
観覧車の空でキスするから

路上に落ちた手を取るまで
見果てぬ夢を生きて 今夜 救えないとしても
アイシャドウの眼で 結んだ髪をほどいて
街路樹が続く通りで待っていてほしい

TATTOO

見つけた
夜の街で
黒髪 ショートヘアーの耳元
首筋に小さな星のタトュー

焼きついて音になる
うずくね 傷が
人の流れが絶えない道で

She still says rock'n'roll
どうせなら黙ってマーシャルのアンプがいい

探すよ
夢を行って
憧れを裏切った今でも
左手に小さな星のタトュー

焼きつけて詩になる
踊るよ 血と血は
孤独な場所で時間を止めて

She still does rock'n'roll
どうせなら女にルーズなギタリストがいい

何もなかった手に 今ここで
意味を持たせて意志を託す
俺達は自由にらしくあればいい

She still says rock'n'roll
生きるならお前の勝手に死ねばいい
She still does rock'n'roll
どうせなら夜空に届くぐらいの夢を歌え

セックス

今夜
明かりを消し
コンドームを嫌がる
生まれには痛みがある
アダムとイヴの時代から
林檎が地に落ちるように
彼女には与えられた痛みがある

乾いた音を立てる
プラスチックの信念
何も信じられなくて
信じられなくて

今夜
光を背に
コンドームを嫌がる
命には名前がある
翼を広げた鳥が
風に身を委ねるように
彼女には与えられた名前がある

渇いた音を立てる
ドラスティックなセックス
何も信じられなくて
信じられなくて

今まで守ってきたものは
声を上げて叫んだ自由は何だったんだろう
天使は遅れてやって来るのかも知れない

求めて止まなかった世界へ
自分を縛っていた記憶が
剣を立てて崩れる
生まれて初めて恐れて
今 手を放して

 
        花は咲き


        月は踊る


        僕は酔い


        愛に死ぬ


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自動販売機から

立ち止まり
がらんごろん
音を立てて
かじかんだ手に缶コーヒー
自動販売機から
道を折れて曲がるまでの夜空
昨日と同じような場所に
今日も星が見えるけど 光が弱い気がする

好きな人
大切なこと
俺は忘れるから
忘れた頃にまた明日 思い出すよ

年の瀬に

年の瀬に
花屋の前を通ると
店の主人らしき人から
不意に声を掛けられました
思わず見たそれは何だった
立ち止まらずに過ぎて
鉢植えの花 心からの人
今思えば顧みるのは自分だった

顔に似合わなくていいよ
もう少し優しくなりたい

スーパーマーケット

料理の献立考えて
スーパーマーケットぶらぶら
行けば色々あるから
お惣菜売り場から
パンコーナーを回って
レジへ持って行こう
何か問われたら微笑んでみせて

今日はわざわざ
歩道橋を渡って帰ろうか
確かにここまで歩いて来たんだよ
昔ならかっこつけたんだろうけどさ

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oba

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いつかの誰かの詩

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