FAILBOX -star and stone-


いつかの誰かの詩。 そんなことより、君に光がありますように。

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今日の君は

今日の君は
そばにいて
笑わないだろう
一目見て諦めた
こっちまで切なくなる
どうして傷ついているのかも
分かっていないのに

迷いに揺れる日は
雨に濡れたような瞳で見るんだね 君は

今日の君は
らしくなくて
可愛くないよ
一目見て傷ついて
初めて見た気がする
どうして目の前にいるのかも
知ろうとしなかった

迷いに揺れる日は
雨に濡れたような瞳で見るんだね 君は

見慣れたはずの街並
頷いて歩幅合わせて歩いても
今にも泣き出しそうな空 見るんだね
今にも泣き出しそうな空 見るんだね 君は
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歓楽街

歩いた
駅へ向かって歩いた
午前0時を前にして
放置自転車で溢れた
歓楽街の通り道
耳元で囁いて売春婦が笑う

どこへ帰るのか 歩こう
どこへ帰るのか 歩こう 歩こう

歩いた
笑顔返して歩いた
目と鼻の先 足を止める
懐かしい顔を見つけた
真夜中への分岐点
再会は奇跡だとろくでなしが笑う

どこへ帰るのか 歩こう
どこへ帰るのか 歩こう 歩こう

歩いた
歌を歌って歩いた
午前0時を境目に
欲望に顔を背けて
雑居ビルにもたれた空
交差点を見渡して野良猫が飛び出す

どこへ行ったのか 歩こう
どこへ行ったのか 歩こう 歩こう

歩いた
名前を聞いた 歩いた
人の孤独を形にして
ネオンの光で溢れた
歓楽街の大通り
諦めた人生を未成年が笑う

どこまで帰るのか 歩こう
どこまで帰るのか 歩こう 歩こう

歌声

心通す
手探りの道を
深遠に立つ夜へ
密やかに時は重なり
川に浮かんだ月が揺れる
対岸に街の灯を眺めても
季節を告げる風は冷たく
身を委ねれば声を聴きたくなる

始まりは闇の中 光に残された さようなら
目の前は闇の中 光に望まれた さようなら

killing softly

もう何も言わないで
もう何も言わせないで
その長くて細い指で優しく殺して
あなたのためにいない私を優しく殺して

I die tonight, for you

ロンリー

淋しい
逢いたい
ずっと淋しくなかった
胸の内は誰にも逢いたくなかった
絵を描いて ピアノを弾いて
星を歌っていられる夜には分からなかった

君が教えたんだよ
ここにはなかった言葉を

淋しい
逢いたい
きっと淋しくないから
想えたんだ 誰にも逢えなかったから
絵を描いて ピアノを弾いて
夢を歌っていられる夜には分からなかった

君が教えたんだよ
ここにはなかった景色を

冷たい手にも心は温かい
手を伸ばして孤独に届きたい
与えられた 血の通った愛を歌って
空は振れた 残された時間を歩いて行こう

I'm a lonely, you're a lonely
We're all alone because we are...

東京の空

東京の街
同じ空の下だと思えない
人を見て勝った 街を見て負けた
行儀良く並んだタクシーに乗って
途切れることのない光が伝える
抱き締めても名前を思い出せない
人の人生は早送り 都合良く忘れる

東京 行ったまま帰らない
あなたに抱かれて眠るまで

東京の空
何も恐いものがなかった
夢を見て流れた 星を見て言った
どこへ行ってもいい 裸になって
真夜中に現れた光を信じて
手を伸ばしたら名前を呼んだ方がいい
人の人生は後回し 都合良く出来てる

東京 行ったまま帰らない
あなたに抱かれて眠るまで

思いの外 人を見て遠く見える
同じ空の下 夢を見て遠くに見える

東京 行ったまま帰らない
あなたに抱かれて眠るまで
東京 過ぎた人 目を閉じる
夜空に抱かれて眠るまで

曾根崎心中

交差点
眼下に迫る
歩道橋で嫉妬した

想い詰めたのち
二人は待ち合わせて
十二月の三番街で逢おう

曾根崎心中
運命は大阪へ戻って間もなく

交差点
心を返す
待った 橋を渡った

想い遂げたのち
孤独を持ち合わせて
十二月の三番街で逢おう

曾根崎心中
幕開けは悲しみを描いて間もなく

どこの馬の骨でも人は構わない
今すぐに道へ出れば守り通せる

教えてくれ 憎しみに勝った愛を
与えてくれ 永遠に消えない傷跡を

夕暮れに

時は青に冷たく
瞳に燃えている
夢は夢のままで
空を瞬いていて

この道には
悲しみすら見えない

夕暮れに
言葉が落ちるとき
あなたの瞳は切な過ぎる

声は時に儚く
静かに刻まれた
軌跡に残されて
空を横切って往く

あの鳥には
真実しか見えない

夕暮れに
言葉が落ちるとき
あなたの瞳は切な過ぎる

落ちて往った陽に
人は裏切りを唄えない

夕暮れに
世界が染まるとき
あなたの瞳は切な過ぎて

ソラゴト

ねえ 見て
隙間を埋めて
傷口を塞いだ
カーペットの上
空は乾いてる
零れた色だけ滲んでる

この鈍った感覚
そのまま外に出して

きついのちょうだい
まだ夢を見てるなら
甘やかして歌ってあげる
だからもっときついのちょうだい

ほら また
意識を過ぎて
波を打ち始める
押し殺した声
時を数えてる
なくした分だけ現れる

この鈍った感覚
思いの外を行って

きついのちょうだい
痛みが足りないなら
突き放して踊ってあげる
だからもっときついのちょうだい

思い出して
あの星に誓ったこと
埋め立てたソラゴト Hold On

路地裏のブルース

折れそう
小さな手のひら
不安で潰れそう
身体に染み付いた跡は
誰にも隠せない
お前は孤独を噛み締める

路地裏のブルース
そこに咲いた花に触れまいとして

折れそう
汚れた眼の前
望んで壊れそう
痛みに見せられた後は
名前すら残らない
俺達は孤独を噛み締める

路地裏のブルース
そこに咲いた花に触れまいとして

風が吹き抜けて往く
戻れない道を人は戻らない
掃いて捨てられるような
そんな安っぽい物語でよかったのに

プロフィール

oba

Author:oba
 
いつかの誰かの詩

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ありがとう、幸運を祈る。

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