FAILBOX -star and stone-


いつかの誰かの詩。 そんなことより、君に光がありますように。

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夕焼け

今日も
抱き締められて
一人傷ついていないふり
思い通りには行かない
夕焼けに染まった街並
二人黙って国道まで歩いた
別れ際 赤信号を見計らって
キスしてって彼女が言うのは

夕日のせいか
だとしても答えは明日だよ
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レスポールモデル

立ち尽くす
言葉の跡
ビルの谷間
見上げた天使
地下鉄のメロディー
擦れ違う人歌って
右から左へ流れる

ワインレッド
レスポールモデル

I love you

空を切る
ピアスの跡
四斜線の路
飛ぶ鳥落とす夜
パトカーの先導
信号機の色歌って
前から後へ流れる

ワインレッド
レスポールモデル

ティーカップを持つ指を眺めて

相づち打とう
大体はたわいない話
たまにはそうじゃない時もあるけれど

おしゃべりが好きな女の子とか
口髭をたくわえたマスターとか

喫茶店の席に腰を下ろす頃には
話題の一つも見つからないから
ティーカップを持つ指を眺めて
ティーカップを持つ指を眺めて

相づち打とう
つかの間のせっかくの時間
思えばやってくるんじゃないかなあ

クリームを添えたホットケーキとか
待ち合わせた休日の午後だとか

喫茶店の席に腰を下ろす頃には
ほっと一息もいいかげんなんだ
ティーカップを持つ指を眺めて
ティーカップを持つ指を眺めて

ぜんぜん話聞いてないよね
とは言え聞いても分からないから

砂糖を入れるかどうか迷うみたいな
こういう時間が大切だと思う
ティーカップを持つ君を眺めて
ティーカップを持つ君を眺めて

特等席

花を歌って
風を起こして
心躍って跳ねたスカート
メリーゴーランドのように
鮮やかに時を止めて回れ

遊び疲れて
微笑みかけて
君は公園のベンチで
僕は君の隣で夢を見る

ここは特等席

ストリングス

シックなドレス
黒で纏めて
失われる時
弓は引かれたまま
旋律を待って
靴の踵で打ったリズム

どうか泣かないで
素敵な人よ 泣かないで

どうすればいい
心返して
別れの時へ
弓は引かれるまま
旋律に揺れて
その手を取って振れたリズム

どうか泣かないで
素敵な人よ 泣かないで

もう 泣かなくていいよ
ラストワルツは泣かないで

そっと届いて欲しい
もっと優しく出来たら
音は途切れた声の先
差し出した手の中にあった

遊女


舞い散る
運命のように
すぅっと一筋 涙が通る

儚くも美しい
あなたは美しい
人の世の定めだとして
花びらの落ちゆく様を見ていた

やがて花は想い残すことのないように咲いて
愛でた花は想い残すことのないように咲いて散るまで

そう遠くないところで

夕日に溶けて
気持ち赤く染まった雲
風に起こされて
高く羽ばたく姿
透き通るような青空を抱いて

いつか消えてしまうのに
何も悪くないと思える
今夜 月は浮かんでる
ここからも月は浮かんでる

気がついた そう遠くないところで
気がつけば僕らは そう遠くないところで

5時から歌姫

5時から歌姫
オフィスから抜け出して
今宵はベースレス
雑多な街を歌ってステージまで

ネクタイを緩めない
紳士なリズムはチャーリー
ストラトのギタリストが音を添えれば

彼女は歌姫
鍵盤に指落とし
ジンライムに欠けた月のように
ブルージーにスウィングして

5時から歌姫
メイクだけ直して
笑顔はベースレス
クールな夜を纏って客席まで

リズムを刻み続ける
紳士な伯父様チャーリー
ギタリストのスタイルに華を持たせた

彼女は歌姫
転調に声落とし
ジンライムに欠けた月のように
ブルージーにスウィングして


Thanks to her jazz band

市営プール

セミの声
公園抜けて
35℃の駐車場
自転車停めて
小走りで行こう

夏休みの家族連れとか
今日はそうだ みんな楽しそうだ
そこの上から目線のお兄さんも
自信満々 水着のお姉さんも

市営プール アイスクリーム
暑いのにカップヌードル 待てないや
ラジオ体操 準備はいいかい
飛び込み禁止 飛び込むけど 僕らは

背泳ぎで
青空抜けたら
25メートル往復
フライングなしで
はしゃいで行こう

夏休みの思い出なんか
メロンソーダ みんな楽しそうだ
あそこの上から目線のサングラス
目を光らせた 太陽の季節には

市営プール アイスクリーム
暑いのにカップヌードル 待てないや
ラジオ体操 準備はいいかい
飛び込み禁止 飛び込むんだ 僕らは

昼下がり

日曜
昼下がり
洗濯物
長袖が春を歌う
軒先にオレンジ色の花が咲いた

君の指に触りたい
僕らは未来を描くだろう

日曜
昼下がり
散歩道
大きな木が風を通す
昨日食べた桜餅の葉を想った

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oba

Author:oba
 
いつかの誰かの詩

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