FAILBOX -star and stone-


いつかの誰かの詩。 そんなことより、君に光がありますように。

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夏の終わり

夏の終わりの夜に海へと走る
暑い日が続くでしょうとカーラジオ
夏の気だるい夜を僕らは走る
緩やかなスピードで海へと向かった

誰もいない浜辺にビーチパラソル
誰かが忘れていったビーチサンダル

海に向かって彼女がバカヤローって叫んでる
白い波にさらわれていった砂のお城
いつだって 寄せては返してゆくだけ

暮れ往く夏の海に想いは沈む
追いかけては遠ざかって過ぎて行くから
だから今日という日を僕らは生きる
曲がりくねった道は海へと続いた

月明かりに佇むビーチパラソル
置いてけぼりにされたのはサンオイル

海に向かって彼女がさようならを叫んでる
夏の終わり 兵どもが夢の跡
いつだって 寄せては返してゆくだけ

何か見つけた なくした 何かあった 何もないよ
夏の終わりにはいつも何もないよ
いつだって 寄せては返して それだけ
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夏の始まり

夏の始まりの日に忘れ物をした
自信も根拠もないけれど君が笑うから
旅に出るのに理由なんて要らなくて
僕らは忘れ物を探しに出掛けた

自転車の後ろに君を乗せて
ダイエットしなきゃいけないだとか
免許でも取りに行こうかなとか
何もないから僕らは自由で

調子外れの鼻歌にリズム合わせて
風が舞えば 夢が零れ落ちそうさ

夏の始まりの夜に落し物をした
今ならまだ間に合うと君が笑うから
大切な物はそこにある気がして
僕らは落し物を探しに出掛けた

誰もいない道を君を乗せて
明日はどこへ行こうかだとか
ただなんとなく好きだからとか
何もないけど僕らは自由で

調子外れの鼻歌にリズム合わせて
月が舞えば 夢が溢れ落ちそうさ

夏の始まりの日に忘れ物をして
自信も根拠もないけれど君が笑うから
旅に出るのに勇気なんか要らなくて
僕らは宝物を探しに出掛けた

調子外れの鼻歌 リズムがずれて
君が笑えば どこへでも行けそうさ

夢花火

    追いかけては遠ざかる夏

     面影は蜃気楼の中

   想い出はアスファルトの上

   ジンジャーエールは弾けて

   アイスクリームは溶けてった

    見上げた空 夏は夢花火

海へ飛び込む日

お前が海に飛び込んだあの日
太陽は白々しくて雲は無かった
俺は一人海に見惚れてたよ
行き交う船と静かな海

振り返れば荷物だけがそこにあって
止めてた時計の針を進めようと
俺は走って走って走ったよ
永過ぎた海岸沿いの道

船頭なくして船どこへのぼる
古い船には誰も乗りたがらなかった
船乗りが浮き輪を投げたらしいけど
あの日はやけに太陽が近くて
泳ぐには持って来いの海だったんだ

お前が生きてるとは思えない
お前が死んだとも思えない
今夜、部屋の窓を開けてお前を待ってる
お前のギターがたくさん曲を覚えたよ

俺は酒を飲んでも酔えないし
ジプシーみたいな暮らしもしてないし
誰とでも寝る奴でもなかった
俺にあるのは俺の真実

人を刺した事なんかないし
注射器の使い方も解らない
父親に殴られはしたけど
犯された事なんてない

お前の気持ちなんて解らないから
同情なんかしたくもなくて
俺はお前を見ては自分を見てた
近過ぎて遠過ぎて触れられなくて
目の前にはいつも自分がいたんだ

俺達はいつか必ず死ぬのに
俺達はなぜ生き急いだんだろう
今夜、悪魔が憐れんでお前を待ってる
自分勝手だってセリフそのまま返すよ

転がる石みたいに転がって
お前はどんな気分で落ちたんだ
俺はお前に魅せられてたよ
今だけを生きるその絶望に

それはどのぐらいに辛い事なのか
それはどれだけ不自由だったのかなんて
何一つ解りもしなかったのに
俺はお前と一緒にいたよな

バーのマスターの汚い部屋には
床に踏みつけられた太宰治と
男の子が父親の帰りを待ってた
子供と手を繋いだお前を見て
この世界は自由だと思えたんだ

俺達は死へ向かって歩いて行く
死ぬ為に生きている訳じゃない
今夜、海へ飛び込む日のお前を待ってる
俺はお前に生きる理由を探してたよ

オレンジの日が落ちて
また八月が来るよ

お前が生きてるとは思えない
お前が死んだとも思えない
今夜、海へ続く橋の上で待ってる
お前が選んだ答えを教えてくれよ

お前が好きだってあの日叫んだのに
お前には届いてなかったから
今夜、海へ続く橋でお前を待ってる
夏の空は遠過ぎて星が見えないよ

 Thank you

夏祭り

夏の少年 かぶと虫 夏休み

夏の少女 砂浜に麦わら帽子

浴衣にかんざし 夏祭り

結い上げた髪 色好いうなじ

うちわに綿菓子 夏の宵

打ち上げ花火 酔いしれて

見上げた空に 君は何想う

見上げた夏に 君は何想う

打ち上げ花火 夏の余韻

祭りのあとに 君は誰想う

夏の少年は宿題を忘れて

夏の少女はいつか女になって

ひまわり

いつも全開で笑う君は
花に例えるなら向日葵
いつも全力で笑う君の周りでは
誰かが笑ってる

君が咲かせた花に
水をあげるのは誰かの役目で
君が咲かせた花を
萎れさせたのは誰かのせいで

あの校庭の片隅
駆け抜けたグラウンド
白い腕が眩しくて
ヒーローになりたくて

場面は9回裏2アウト満塁
逆転サヨナラ満塁ホームラン
想い描いたけれど
夢は打ち上げられたまま

奇跡は起きなくてドラマは最終回
いつかのサヨナラいつか夏の伝説
向日葵は咲いたけれど
夢は焼け付いたまんまで

いつしか季節は流れて咲いた向日葵
今更さよならを言ってはおめでとう
結婚したって聞いたんだ
想い出は美しいままだよ

真夏の太陽

夏が無邪気にやって来て
僕らは日差しの中へ飛び出す
熱に浮かされ心浮かれて
僕らはいつも夏を走って行く

青に眩しい太陽
僕らを夏の夢へと誘い出す
暑さに任せて夏のせいにして
誰かと誰かは恋に落ちる

君が泣いていたのは
空と海が青過ぎたせい
僕が想い馳せたのは
遥か彼方の地平線

二人の心を惑わせる
真夏の太陽

太陽に急かされて
見つめ合う二人
何も言えなくてはにかんでいたら
太陽に笑われた夏の午後

夏はいつでも暑過ぎて
僕らの想いを焦がして溶かす
夏の誘惑にはあらがえなくて
僕らは必ず恋に落ちる

君の想い染めるのは
明日へ沈む赤い夕日
僕の胸を酔わすのは
いつかは暮れ往く夏のせい

二人を躍らせ狂わせる
真夏の太陽

太陽に煽られて
加速する二人
愛し合えないなんて悲劇だ!とか
太陽に焦がされて夏の恋

夏は無邪気なまんまで
今日も何もなかった様に能天気
太陽は僕らを燃やして
他人事みたいな顔してるのにさ

太陽に急かされて
恋焦がれて二人
恋に落ちたのを夏のせいにしたら
太陽に笑われて夏の午後

太陽に焦がされて
見つめ合う二人
熱に浮かされた言葉が舞い上がって
青空へ飛んでった夏の夢

夏はいつも勝手気ままで
僕らを放り出したままで
夏はいつの間にか過ぎて
僕らいつも祭りの後で…

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Author:oba
 
いつかの誰かの詩

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