FAILBOX -star and stone-


いつかの誰かの詩。 そんなことより、君に光がありますように。

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Cheap Love Baby

唇の血がセクシー
Cheap love baby
後に見る死角は大胆
今夜は三日月のベッドで眠る

女の左腕にはバラのタトゥー
その花に舞う蝶はさよなら

道に於いてただ一人
Cheap love baby
先に見る記憶は確信
明日は風の強い一日になる

彼女の左腕にはバラのタトゥー
その花に舞う蝶はさよなら
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ギターソロ

悪魔とキスしても
天使が歌い出したら
舞い降りた瞬間に抱き寄せろ
望んだまま弾きたいように弾ける

俺は意思を越えて自由を鳴らせる
世界は意志を超えて自由へ繋がる

彼女の空

彼女は空を見ていた。
彼女の視線を追って、空を見上げた。
「殺されるぞ」
彼女は視線を移したが、何も言わない。
私が殺されるような女に見えてってな表情だ。
確かに殺されるような女には見えなかった。
少しの間、彼女の空を見上げた。
「入んないの」
答えはノー。彼女は空を見上げていた。

雲が垂れ込む夕暮れの空には、カラスが旋回していた。
二羽のカラスが悲痛に満ちた声で鳴き喚いている。
その鳴き声にカラスが集まってきて、辺りはカラスだらけ。
それはまるでホラー映画のような光景、呪われた家だ。
彼女の空は誰のせいでもなかった。
彼女がカラスの子供を殺したからだ。

天使の名を持つ彼女は、三毛猫アンジェラ。
大体はアンで、たまにアンジーで、人によってはアンコと呼ばれる。
かまって欲しいけど、触られるのは嫌い。抱っこは大嫌い。
そんな我が儘でクールな彼女の趣味は「殺し」。
特に鳥を殺すのが大好きだ。
彼女は鳥を殺すと、絶対的に可愛いくなるのだった。
目が輝いて、毛並みが良くなって、いつもより素直になった。
本能にキュートで良いなあと思った。憧れた。
いつかスズメの子を食べちゃったのは内緒だけど。
彼氏は彼女の無邪気な笑顔に命を教わるだろう。
その欲望に忠実な女は天使だ。飛んだ天使だ。

「ほんとに殺されるぞ」
子を殺された親の悲痛、上空は凄まじい悲しみだった。
私は悪いことなんかしてない、そんなふうに彼女は空を見上げた。
ほんの少しだけ不思議そうな表情に浮かべた空を。

天使の名前を持つのに飛べない。
彼女は空を飛びたくて、鳥を殺すのかも知れなかった。
俺は彼女に天使の見分け方を教わった。
空を見ない女は、天使じゃない。


俺の人生の師は猫である。
次回の彼女は、じゃなくて猫は…
恋は血液型別猫症候群の巻

蜘蛛

夢を破り
蜘蛛が壁を伝う
燃え尽きた日
錆び付いた時を
孤独は肌を伝う様に
どこからともなく起きて
一瞬の残酷に生きるも
本能に抗うことなく
放たれた命の上にただ
雲に覆われた空を臨んだ

何も言うことはない

キズもの

欲はと言えば今夜も
切なさに胸を痛めて
熟れ過ぎた果実の時

湿った空気が肌にまとわりつく
カラダは腐った慰めみたいに

恐れを抱いて
この腐った女みたいなギター
どうせキズものなんだ

六月の花は気丈も
淋しさに主張が強くて
過剰な詩「私を見て」

淀んだ憂いが肌に浮かび上がる
ココロは腐った傷跡みたいに

恐れを抱いて
この腐った女みたいなギター
どうせ偽物なんだ

今に雨になって
過去に傘差して
また明日には全部嘘だよ

涙を飾って
この傷ついた女みたいなギター
触れるほど恐いから

どうせよ キズもの 感情に任せて鳴らせ
痛みに打たれて伝うまでの君を鳴らせ

紫陽花

好きだとか言うな
花のように笑ってくれ
好きな女の笑顔だけが正義だ
彼女は誰の物でも何者でもない

俺は紫陽花が嫌いだよ
女の時間を無駄にするなよ

妖花

郷に入っては欲に従う
砂で遊ぶ子供のよう
恐怖を見い出す頃には覚醒
視界は俗に支配されている

魔性を湛えて妖花
まがまがしいまでに咲いた
夜を待って朝を嗤う女
鳴かせたいなら殺してみれば

壕に入っては空に恍惚
火を見るより明らか萌えて
愛を覚える頃には不自由
孤独に枯れることなど厭わない

魔性に憂いて刃
咲き誇る痛みに咲いた
色で塗って肌で潰す女
魔が差すのなら触ってみれば

心は奪われるために
鏡は傷つくためにある

追って太陽 願わくば月
立てば芍薬 座れば牡丹
視線の先に燃え上がる
そのプライドが美しい

魔性を称えて妖花
深淵の雨に濡れて
女という性を笑う女
泣かせたいなら愛してみれば

Ah ahahah ah ahahah ah ahahah
Ah ahahah ah ahahah ah ahahah haa

その傷は愛しい

手は繋がない
キスはしない
セックスしない
抱き締めて眠りたい

その傷は愛しい
抱き締めて愛したい
寂しさを覚えるまで
本当を歌えるまで

手は繋がない
キスはしない
セックスしない
抱き締めて眠りたい

黄昏

月に
酔いしれ
花は黄昏

君は少し紅いね

ゴミ

世界を繰り返して
白紙は言葉で埋まった
中に入れて外に出す
で、このゴミはどこに捨てるんだ?

僕達はレディオヘッドな気分
ミスチルのライブに行って来ました

世界を繰り返して
白紙は言葉で埋まった
中に入れて外に出す
で、このゴミはどこに捨てるんだ?

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oba

Author:oba
 
いつかの誰かの詩

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ありがとう、幸運を祈る。

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