FAILBOX -star and stone-


いつかの誰かの詩。 そんなことより、君に光がありますように。

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ギタリスト

ピアノを弾きたい
下手くそなショパンを聴きたい
またピアノが弾きたくなって
細い指 Fly Me To The Moon
その後ろ姿を眺めて
振り返る前に抱き締めて
ローリングストーンズを聴きながら
膝を立ててペディキュアを塗る女の隣で眠りたい

愛するロックバンドのギタリスト 死んじまった
彼女が愛したロックバンドのギタリストは死んじまった
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Iris

終わった
長かった夢は
瞳に秘めたまま
朝の光を受けて消える

この時へ祈りを捧げるように
人生が終わるのを待っていられない

Iris

答えは
渡された鍵は
震えた手にあった
翼は痛みを告げて消える

この空へ願いを貫くように
人生が終わるのを待っていられない

Iris

開いた手に立つ 路上 濡れた姿
視線を戻した時の優しい顔が忘れられない
この名へ望んだ未来は希望で終わらせる

Iris

救いの日

夜の闇
人間の姿
帰り道 負け犬
裏口 細い廊下 足の踏み場
感情のない眼 頬に触れた髪 
シングルベッド セックス依存症 
恐怖に縛られた肉体 
覚醒 叫び 十字架 血まみれの顔

こうなることは分かってた
救えないって分かってたよ
それでも側にいたかった

闇の中
人の形をした
夢 ロードムービー
正面 長い廊下 重い扉
知る由もない目 マザーコンプレックス
取り戻すのは 氏名 住所 年齢
悲鳴に引きずられた身体
現実 叫び 十字路 綴られる朝

言われなくても分かってた
救えないのは分かってたよ
それでも側にいたかった
人は弱かった 愛は強かった 夢でも良かった

もう見ていられないのに
もう誰も救いたくないのに
床に視線を落としても
扉の閉まる音が聴こえる

その夜

その夜は
雪が降るのに星が見える
初めて歌を歌いたくなって
寝静まったはずの街で出逢った
声は突き抜けていった

お前の女が
俺を呼び出して死んだ日さ
誰を愛してるのか問いかけても
俺には解らないから 笑ったよ

聖夜には
雪が降るのに星が見える
痛みを過ぎれば悲しくなかった
路上の歌うたいに別れを伝えて
声は突き抜けていった

お前の女が
俺の手に渡したギターも
目の前には誰もいなかった
俺は夜空を見上げた 笑ったよ

気がつけば失い過ぎた
一人じゃ生きられなかった
詩は音が消えた景色の先
人を歌えば今夜がその夜さ

ショーウインドー

誰のためか
思わず手を取って
逃げるように走り出した
通り魔は病院へ連れて行こうとした
行きたくないと彼女は言った

ブリキの人形が右へ左へ
ショーウインドーの前にいる
どこをどう歩いたのか思い出せない
どこをどう歩いたのか思い出せない

取り合えず
誰を思っても
お前は傷つきたくないから
本当のことには気づかないふりをした
血は止まったと彼女は言った

行き交う人生は西へ東へ
ショーウインドーに背を向ける
バスに乗せたところまでしか思い出せない
バスに乗せたところまでしか思い出せない

地下街のトイレから人波を縫って
百貨店のショーウインドーの前にいる
通りの向こうにはオーケストラの楽団
通りの向こうにはオーケストラの楽団

Angel On

天使を乗せて
心臓の音が聴こえて
盗んだバイクなら返した
ロックンロールの神様に誓って

バイクの後ろには天使
この道を祈りへ行くまで
どうしようもない男を見守ってくれ

天使を乗せて
走り出したら夢中で
与えられた痛みを生きる
最後には彼女の涙に誓って

バイクの後ろには天使
この世界を愛へ行くまで
どうしようもない男を見守ってくれ

生きてみせるまで
カーブを曲がれない
それは落ちぶれたプレスリーでも

バイクに乗ったのは天使
この道の先に舞い降りて
どうかその時は微笑んで俺を見詰めてくれ

Elvis in need of prayer
Love an angel on the bike
Elvis in need of prayer
Love an angel on the bike

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oba

Author:oba
 
いつかの誰かの詩

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