FAILBOX -star and stone-


いつかの誰かの詩。 そんなことより、君に光がありますように。

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5時から歌姫

5時から歌姫
オフィスから抜け出して
今宵はベースレス
雑多な街を歌ってステージまで

ネクタイを緩めない
紳士なリズムはチャーリー
ストラトのギタリストが音を添えれば

彼女は歌姫
鍵盤に指落とし
ジンライムに欠けた月のように
ブルージーにスウィングして

5時から歌姫
メイクだけ直して
笑顔はベースレス
クールな夜を纏って客席まで

リズムを刻み続ける
紳士な伯父様チャーリー
ギタリストのスタイルに華を持たせた

彼女は歌姫
転調に声落とし
ジンライムに欠けた月のように
ブルージーにスウィングして


Thanks to her jazz band
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Mellow

見出しを読んで
地下鉄から下りたら
適当な出口を選べばいい
階段を上ったところで
ハーモニカを吹いて小銭を稼ごう

そんな気分なんだよ
俺はハーモニカなんか吹けないけど

空気を読んで
天使が舞い降りたら
安物の指輪を選んで買う
男を引っ掛けた場合は
バンドでも始めて時間を稼ごう

そんな気分なんだよ
お前は涼しい顔でどこ吹く風だろ

メロウな夜
ウェットティッシュに包んだ月
代償の上 よれよれのスウィート

ほら ナイーブなんだよ
俺はハーモニカなんか吹けないけど
昔は逃げるぐらいなら死んだ方が笑えたよ

思えば家に帰る頃合だろう

月に酔ったよ

月に酔う
霞んで見える
ネオンに目が眩んで
若いだけの女の後ろ姿
詐欺師の友達が言うには
お前はヒモに向いてるらしい
夜の女にとっては かも知れない

人に酔って
国道へ出て
タクシーを逃がせば
街灯の光に男が浮かぶ
殺し屋の友達が言うには
お前はぜんぜん変わってない
夜の男にとっては かも知れない

通りすがりも
今夜ぐらいは
人に目を配ろう
変わった街並 友が笑う
不動産屋の彼に言わせれば
お前には帰る場所がない
歩いて帰る日には だと思うよ

だとすれば
いつからだろう
焼きが回って
月は女のものになった
信号を待つ間 月を見上げる
思い出したように電話を掛けても
夜は遅い

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oba

Author:oba
 
いつかの誰かの詩

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