FAILBOX -star and stone-


いつかの誰かの詩。 そんなことより、君に光がありますように。

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道へ立つ

汗塗れ
血が滲む
今涙に遅れて
恐れるは自らの影だけ
命に痛みがある理由は
答える人間は自分本位だろう

止まっていた時間が動き出す
見い出した真実を胸に抱えて

南 北 空 星へ向かって走る
道へ立つ 頭を下げる 顔を上げる

俺は今 走りたい

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詩を詠む

夜遅く
横断歩道を渡り
立ち止まって電話を掛けた
何かあった 何もなかった
眠っていた月日を起こして
伝えたいことは声を聞きたかった

夜空を見上げて詩を詠む
私は人が過ぎた道を歩き出す

歌声

心通す
手探りの道を
深遠に立つ夜へ
密やかに時は重なり
川に浮かんだ月が揺れる
対岸に街の灯を眺めても
季節を告げる風は冷たく
身を委ねれば声を聴きたくなる

始まりは闇の中 光に残された さようなら
目の前は闇の中 光に望まれた さようなら

こんなこと

ベッドに横になって
I Love Youを口ずさんだ
歌いたくなった 歌いたかった
傷ついても 傷つけても
確かに今だけは悲しい歌 聴きたくない

こんなに素直に歌える こんなに綺麗に歌える
こんなこと 今までは思いもしなかった

killing softly

もう何も言わないで
もう何も言わせないで
その長くて細い指で優しく殺して
あなたのためにいない私を優しく殺して

I die tonight, for you

ベッドメイキング

ベッドメイキングがなってないって
出会った日からなってないよ
お気に召さないらしいけど
古びたホテルのベッドなら
昔みたいに傷つけ合わずにすむ
何を思っても懐かしくなるだけ

ベッドメイキングがなってないって
恋人にもなってないけど
大人になったらしいから
古びたホテルのベッドなら
時を問わず思い出を笑ってくれる
君が眠ったら目を閉じればいい

ベッドメイキングがなってないとか
昔はそんなこと言う人じゃなかった
おやすみ 一人過ぎた日を思って二人
おやすみ 今日は何もかも忘れて眠ろう

あばずれ

そんな褒め言葉
久し振りに聞いた
人の口から出任せ あばずれ
取っ替え引っ替え恋を歌うのさ
確かに品があるとは言えないけれど

レディーとしてあつかえよ
レディーならレディーとしてだな

そんないい女
前代未聞 惚れた
人の噂も可憐なあばずれ
彼女は女の怒りを買ったのさ
聖母も敵に回すと厄介なんだ

レディーとしてあつかえよ
レディーならレディーとしてだな

あばずれ あばずれ あばずれて
愛し合えるなら何したっていいね
あばずれ あばずれ あばずれた
人を食った面白くも悲しい話さ

大問題だ

胸がない
正々堂々
パッドを取り出す
憧れは空の彼方
夢を見る間もなく
夢が放り出された場所で
ないものねだりの僕達は

夏が来るたび大問題だ
取るに足らない大問題だ

胸がない
問答無用で
寄せる盛り上がる
朝焼けは胸の中
夢を見る間に行く
思い出に間に合わなくなるまで
ないものねだりの僕達は

夏が来るたび大問題だ
今に始まった大問題だ

急げ 走れ 胸を張れ
ちょっと待て 聞いてないよ
求めて止まない女神様

夏が来るたび大問題だ
取るに足らない大問題だ

ぶきっちょ

ぶきっちょ
君はぶきっちょ
見ていて楽しい人さ
僕を優しくさせる君さ

笑ってごまかすけど
強がりもほどほどにね

ぶきっちょ
君はぶきっちょ
上手くやろうとする人さ
僕なら適当に歌うよ

怒ってごまかすけど
恥ずかしくても言わなきゃね

ぶきっちょ
君はぶきっちょ
まっすぐ素直な人さ
僕を優しくさせる君さ

ティーカップを持つ指を眺めて

相づち打とう
大体はたわいない話
たまにはそうじゃない時もあるけれど

おしゃべりが好きな女の子とか
口髭をたくわえたマスターとか

喫茶店の席に腰を下ろす頃には
話題の一つも見つからないから
ティーカップを持つ指を眺めて
ティーカップを持つ指を眺めて

相づち打とう
つかの間のせっかくの時間
思えばやってくるんじゃないかなあ

クリームを添えたホットケーキとか
待ち合わせた休日の午後だとか

喫茶店の席に腰を下ろす頃には
ほっと一息もいいかげんなんだ
ティーカップを持つ指を眺めて
ティーカップを持つ指を眺めて

ぜんぜん話聞いてないよね
とは言え聞いても分からないから

砂糖を入れるかどうか迷うみたいな
こういう時間が大切だと思う
ティーカップを持つ君を眺めて
ティーカップを持つ君を眺めて

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いつかの誰かの詩

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