FAILBOX -star and stone-


いつかの誰かの詩。 そんなことより、君に光がありますように。

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歳月 人を待たず

立ち上がって
振り返っても
追い掛けて
歩き続ければ
歩いて来た道を帰るように
生きて来た歳月が追いついて来る
今は時を待たず自らの手で描き出そう

人は誰のせいでもない
渡されたものは胸にある

One Night

夢は終わる
目を覚ませば
終わるんだと思う
ピアノの伴奏に合わせて
女が懐かしい歌を歌ってる
カウンターの端の席では
男がグラスを傾けていた

脚本通り 役を演じる
俺達は黙ってる 何も起こらない
これ以上知りたくないから

君は眠ってる
いつの間にか
眠るんだと思う
真実なら聞き飽きた
ダークブルーの空を見詰めて
タクシーの窓から流れる街は
記憶と違っていた

脚本通り 役を演じる
俺達は諦める 何も望まない
誰なのか知りたくないから

時は過ぎる
目が覚めれば
微笑むだろうから
帰るべき場所に帰る
今夜は寄せて立つ光の中
心から明かりを消そう
静かに本を閉じるように

生と死の海

嵐が過ぎた夜
浮かび上がった月を
盗賊が盗んだ
死ぬに違いなかった

後一歩で世界は沈む
漆黒に舞い
遥か彼方へと記憶を還す
生と死の海

闇に臨む光
押し寄せてくる音
感情の果てに立った
生かされていると知った

後一歩で世界は消える
静寂に請う
寄せては返す鼓動を唄う
生と死の海

いつか生命は生まれ
今も奇跡を負うだろう

この命が世界を望み
光射す眼に
心の痕に全てを還す
生と死の海

血の上

人を見て
冷めた眼で血を言う
他人はクールでいいけど
誰に何を誓ったのか
横顔の輪郭に忘れる

体が震えても俺は俺を信じる
お前の血が意味もなく流れる

人を見て
冷めた眼で血を言う
涙は枯れてもいいけど
誰に何を偽るんだ
遠く見た日に名前を忘れて

信じられなくても俺は俺を信じる
お前の血は跡形なく消える

血と血 血の上 人を見て
吐き捨てた姿 痛みを知った 救われたい

生かしも殺しもしない
命は泣いているのに とても静かだ 俺達は
お前を生かしも殺しもしない
今も傷ついているのに とても静かだ 俺達は

走る

胸を叩き
命を起こし
光へ向かって
一歩踏み出す
闘って応えられるなら
自身と向き合うために

走る
誇れるものが欲しくて
俺は走る 走り続ける

背に負えば後
心には無い

勝手知ったる街を行く

彼の機嫌が悪いのは
昨晩デリヘルを呼んだせい
みんな大人になったもんだで
席に着けばマダムがお茶する午後
衝動買いのジーンズ サンローランのドレス
予想外 彼女の左折は大胆不敵

勝手知ったる街を行く
僕は気まぐれ
君を止めやしないね

パンケーキ食べ過ぎた
休日は年貢の納め時
探してもない物はないから
太陽目指して急がば回れ
物を持たないあの子は人見知りの天使
すれ違う日の彼女は他人の空似

勝手知ったる街を行く
僕は大真面目
君が笑えばいいだけ

踏んだり蹴ったりノーリアクション
うっかりばったり出会ってみるもんだ

ビール片手に

訊いた
ビール片手に
問い掛けた
同じ答えだと思うから
君の答えは 孤独は人を強くする
僕の寂しさは君に弱さを知らせる

背を向けて立てば
また何も分かり合えなかった

だからだよ
派手に転ぶ
迷うけど
手を差し出せば手を取るから
君の答えは 孤独は人を歩ませる
僕の寂しさは君が笑って知らせた

今日は詩を書こう

今日は詩を書こう
そんな気分なんだ
近道を知ってるけど
雨上がりに浮かんだ静かな心を
夕暮れの曇り空を鳥が飛んでった
君を思えば 僕は何も恐くないよ

閉じて 開こう
木の葉が風を歌う
耳を澄まして 目を閉じて
僕は僕の思うまま

今日は詩を書こう
繋ぎ合わせるんだ
なだらかな坂道を抜けて
立ち止まらずに描いた景色を
曇り空の夕暮れを鳥が飛んでった
君は思った 僕の調子は悪くないよ

寄せて 返そう
木の葉が風を歌う
耳を澄まして 目を開いて
僕は僕を伝えるから

行きも帰りも向かい風
多分 今日は一言多かった
まぁ いつだって そんなもんさと

手を当てた胸に
木の葉が風を歌う
耳を澄まして 声を聴けば
君は君の思うまま

コスモス

少しだけ
気になるんだ
健気に見えて
笑うといじらしくて
柄でもないけど

空へ飛び立った
君のことを想った

コスモス

彩って
描くんだよ
風に揺られて
寂しさを覚えても
夢じゃないから

空へ飛び立った
君のことを想った

コスモス

ほら ごらんよ
今日の晴れ間も
明日は雨かも知れないけれど

目の前の花を
君のことを歌ったら
空へ飛び立った
胸の内を伝えて

コスモス

醜態

白か黒か
真っ赤な花びら
インコースギリギリ
地を這う蛇
頭押し潰して
今時ドラマでも言わない
言葉並べ立てる

私はあなたの何なの? さあ?
咲いて汚れて見せてくれ

白か黒か
真っ赤な嘘だろ
月を欠く太陽
息の根止める
唇押しつけて
役は経験が物を言う
器並び立った

私はあなたの何なの? さあ?
咲いて汚れて見せてくれ

化けの皮剥がして 醜態さらして
どの面提げて返す返す愛をさ迷って

私はあなたの何なの? さあ?
咲いて裏切って魅せてくれ

プロフィール

oba

Author:oba
 
いつかの誰かの詩

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